地方で暮らすメリット・デメリット

地方創生

 みなさんこんにちは。

 みなさんのお住まいの地域はどの様なところでしょうか。
 地方創生や地方に住むことを考えたことはありますでしょうか。

 生活拠点となる住む場所の選定はとても重要ですよね。
 自分に合った生活環境で、社会生活を営むことがより人生の幸福度を増加させます。

 今回は、地方で暮らすメリット・デメリット、働く環境といった内容をお伝えします。

地方の定義

地方とは三大都市圏を除く地域のことをさし、三大都市圏とは、「東京圏」「大阪圏」「名古屋圏」をさします。

”各地方のうち
「北海道地方」とは、北海道を、
「東北地方」とは、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県及び新潟県を、
「関東地方」とは、茨城県(東京圏を除く。)、栃木県、群馬県、埼玉県(東京圏を除く。)、千葉県(東京圏を除く。)、東京都(東京圏を除く。)、神奈川県(東京圏を除く。)、山梨県及び長野県を、
「北陸地方」とは、富山県、石川県及び福井県を、
「中部地方」とは、岐阜県、静岡県、愛知県(名古屋圏を除く。)及び三重県(名古屋圏を除く。)を、
「近畿地方」とは、滋賀県、京都府(大阪圏を除く。)、兵庫県(大阪圏を除く。)及び和歌山県を、
「中国地方」とは、鳥取県、島根県、岡山県、広島県及び山口県を、
「四国地方」とは、徳島県、香川県、愛媛県及び高知県を、
「九州・沖縄地方」とは、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県及び沖縄県をいう。”

出典:国土交通省 用途・圏域等の用語の定義

以上が地方の定義と区分けになります。

地方の定義の中でも、人口が50万人以上の市から政令で指定された「指定都市」が全国に20都市あり、人口20万人以上の市の申請に基づき政令で指定された「中核市」が全国に62都市あります。

出典:総務省 地方公共団体の区分

今回は、人口の多い地方都市ではなく、より人口の少ない5万人未満の地域に関する内容をお伝えいたします。

地方生活のメリット

 地方で生活するメリットはいくつかあります。捉え方は人それぞれですが、より豊かな人生を送る上で、地方生活を選択肢の1つと考えられる様になると物事に対する見え方が違ってくるでしょう。ここではその一部を紹介します。

自然が多い

 自然豊かな場所が多いので、様々な自然環境に触れることができます。山や森林はもちろん、綺麗な川や海があるところもあり、自然豊かな地でしか味わえないアウトドアスポーツもたくさんあります。
 ウインタースポーツ、マリンスポーツ、釣りや登山など自然環境の中で楽しむ趣味を持っている人にはうってつけの環境です。

土地が広い

 広大な土地があるので、広々とした空間で過ごすことができます。住宅も都心部と同じ価格でも広さが違います。

満員電車がない

 人が少ない分、通勤や通学、公共交通機関での移動におけるストレスはほぼないです。多くの場合は、車を保有し、車で通勤することが多いです。

地産地消

 農業や漁業が盛んな地域であれば、その地域で取れた野菜や果物、お米をその地で消費することができます。輸送費がかからない分安く、新鮮な食材を食すことができます。

家賃、住宅費が安い

 都心部に比べ、土地が安く、住宅費が安くなります。賃貸住宅も安い物件や都心部と同様な価格でも広さが2、3倍は当たり前です。

子育てがのびのびとできる

 広大な自然や地域の人々とのつながりから、より良い環境で子育てを行うことができます。地域によっては、子育て支援の手厚い地域もあります。幼少期に様々な自然と触れあうことで子供の創造性を高め個性豊かなのびのびとした子供になるでしょう。

起業がしやすい

 職種によっては、都心部では飽和している職種でも地方では不足している場合があります。都心部では飽和している事業内容と同じ事例でも競合が少なく再現可能性は高まります。また、地方創生として、起業に対する税制や様々な制度が整っている地域もあります。

様々な優遇税制がある

 地方によっては、移住支援、また地域おこし協力隊という制度もあります。
 地方創生移住支援事業・地方創生起業支援事業として、地方へのUIJターンによる起業・就業者の創出等を地方創生推進交付金により支援(2019年〜)もあります。

 UIJターンとは、「Uターン」「Iターン」「Jターン」をまとめて総称したもので、就業者の移住の動きを表しています。

「Uターン」
進学や就職で大都市圏へ移住した地方出身者が再び出身地に移り住むこと。
「Iターン」
出身地とは別の地方へ移り住むこと。(主に大都市圏から地方に移住することを指す。)
「Jターン」
地方出身者が出身地には戻らず、出身地に近い都市へ移り住むこと。

◾️地方創生移住支援事業
東京圏から地方へ移住して地域企業への 就業や社会的起業等をする移住者に支援 金を支給(移住支援金:最大100万円)

◾️地方創生起業支援事業
地域の課題に取り組む「社会性」「事業性」 「必要性」の観点をもった起業(社会的起業) 等をする者に支援金を支給 (起業支援金:最大200万円)

東京圏から地方へ移住して社会的事業を起業した 場合には、移住支援金と起業支援金を合わせて 支給可能(最大300万円)

出典:内閣府地方創生推進事務局 地方創生推進交付金(移住・起業・就業タイプ)の交付対象事業の決定(R3.8.5) 

自分の仕事に合った様々な制度を利用できる場合があるので、興味のある地域に関して情報収集することをおすすめします。

地方生活のデメリット

 地方生活の様々なメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。一部を紹介します。

車が必要

 電車や、バスの本数が少ないため公共交通機関の利用は少し不便を感じます。
 職場や近くのスーパーに行く場合も車での移動が基本となり、車の維持費や自動車税、燃料代、駐車場代等がかかりますが、その分、自由に移動ができる点では車があると非常に便利です。

人が少ない

 地方では、満員電車がない様に都心部に比べ人口が少ないのであらゆる点で人の少なさを感じることがあります。子供の数も少なく、友達の家が数km離れていることもあり、気軽に近所の友達と遊ぶということができない場合もあります。しかし現代はオンラインでの対話も可能であり、地方ならではの地域としての人と人との温かいつながりは大きいです。

出会いが少ない

 出会いとは、人との出会いに限らず、仕事の出会いも選択肢は狭まります。そのため、職種が限られてしまうことがありますが、現在はパソコンさえあればリモートでできる仕事も沢山あります。考え方、持ち前のスキルによって様々な職業選択ができます。

娯楽が少ない

 娯楽といっても様々ありますが、例えばアーティストのライブや展示会といった催し物は都心部と比べると少なくなってしまいます。人を集めることで成立するエンターテインメントは少なくなりますが、自然環境の中で楽しむアウトドアスポーツやキャンプといった遊びは、都心部では経験できないものも沢山あります。

 メリット、デメリットは表裏一体の関係です。

 どの様に捉えるかは、人それぞれですが、自分や家族にとってのメリット、デメリットを理解することで、広い視点から生活環境を見直すことが可能になります。

地方で暮らす魅力と懸念点

 ここまで地方生活のメリット、デメリットの一部を紹介しました。様々な捉え方ができると思いますが、地方移住を一つの選択肢として考えると人生の豊かさがより深まるのではないでしょうか。

 地方生活の大きな魅力としては、自然が豊富であること、広大な土地があること、人とのつながりが深いことなどが挙げられます。その様な環境で、自分や家族がストレスなく自由に暮らすことができれば生活の質の向上につながります。

 魅力がある一方で、地方生活をする上で気になることは、仕事のことですよね。

 昨今の技術革新によりパソコンがあれば地方や自宅でできる仕事は沢山あります。パソコンを利用してできる仕事のスキルを身につけることは、住む場所への制限がなくなり、より自由な選択をすることができます。実際に生活することで、新たな発見が多々あります。人生の貴重な時間をどこでどの様に過ごすか、自由度を高めるためにも様々なスキルを身につけ職業選択の幅を広げて行きましょう。

地方でも働けるスキルとは

 地方で仕事をする際、パソコンでの仕事をメインに活動することができれば、働く場所にとらわれず社会生活を営むことができます。
 これからの社会で必須となるITを活用したスキルを身につけて行きましょう。
 ここでは、いくつか代表的な在宅ワークスキルを紹介します。

プログラミングスキル

 IT時代の様々なことへ応用可能なプログラミングスキルを身につけていれば、アプリ開発、Webサイトの作成、裏側の仕組みづくりを行うことができます。
 今後とも、プログラミングができる人材はIT時代に求められる重要な人材となります。
 プログラミングスキルと言っても言語や仕事内容は様々です。フロントエンド、バックエンド、Webデザイン等、自身の興味・関心に合わせ、選択することができます。

 首都圏に本社がある会社でもフルリモートでオンライン会議を通し、業務を進めることも可能です。また、プログラミング開発の経験を積むことで独立しフリーランスとして仕事を受注することも可能となり、仕事の幅だけでなく、働き方や働く場所に捉われず仕事をすることができます。

ライティングスキル

 ライティングスキルを身に着けることも、住む場所に捉われず仕事をすることができます。
 現在は、様々なクラウドソーシングサービスに多くのライティング業務があります。自身のブログ運営を行うことで、スキルを高めることや仕事の依頼を受けることも可能です。文章を書くスキルを身につけられれば、自分の発信だけでなく、他の人の発信を手伝うこともできます。

動画編集スキル

 現在は、YouTube等動画で情報収集することも多いと思います。その際、動画編集のスキルを持っていると、様々な発信活動を手助けすることができます。クラウドソーシングサービスでも動画編集の依頼は多く、今後とも需要が高まるスキルとなるでしょう。完全に初心者であっても動画編集をYouTube等で無料で学ぶこともできます。

 ここで紹介したスキルは、在宅で働ける仕事のほんの一部です。
 自分のチャレンジしたいこと、好きなこと、経験を掛け合わせることで、可能性は無限大です。

住む場所の自由な選択

 職業選択によって住む場所が限られてしまうのではなく、在宅でも仕事ができるスキルを持っていれば、地方の魅力、都心の魅力を知った上で自身の住む環境に選択肢を増やすことができます。また、自分のライフステージに沿って住む場所を変えることも可能です。

 我々、ネクストレボリューションは岩手県八幡平市を拠点にテクノロジーで人と人をつなげる仕事をしています。多くの人にとって働く場所に捉われず、自然を楽しみながら、仕事を充実させることを目標としています。

 IT教育事業において就労支援施設にてプログラミング教育の実施や、自治体と協力し参加費、宿泊費完全無料のプログラミング学習「スパルタキャンプ」を実施、プログラミング学習を習慣化するオンラインコミュニティ型プログラミングスクール「ELITES」の運営等を行なっております。

ELITESの詳しい内容はこちらを参照下さい。
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 住む場所に捉われないスキルを身につけ、皆様にとってより良い生活拠点を見つけるお手伝いができると幸いです。

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